フクモモらぼ

フクロモモンガの飼育から繁殖まで彼らの生態を隅々まで調べまくります。

”冬眠モード”

先日の記事にて話をした”冬眠モード”について、本日は説明します(*ノω・*)
まず、私が初めてフクモモの"冬眠モード"を知る事になったのか!?から。

それはかれこれ数年前の冬のこと。


秋に初フクロモモンガ(吹雪)を飼いはじめて間もない時でした。
フクロモモンガは南国の動物だから、寒さには弱い。というのは知っていました。
だけど、どのくらいの気温まで耐えれるのかは知らず、まだ雪が降ってないから大丈夫だろう。などと思っていた矢先。
朝、起きてから吹雪の様子を伺うと、何だか静か。

とっても静か。
巣の中に手を入れて見ると、とてもショックを受けました。


カチーンと氷のような冷たく、硬くなった吹雪がいました…。


ちょ・・・待ってよ。寒さに弱いとは聞いていたけど・・・

この程度の寒さでも死んでしまうのか・・・。


吹雪の身体は死後硬直のように硬くなり、体温を感じられません。
悲しんでばかりはいられない。

ストーブを入れ、蘇生を試みます。
何とか生き返らせないかと心臓マッサージや人工呼吸もしました。


それでも彼女の反応は無く・・・ただ静かな時が刻まれるだけ。


・・・と思ったその時!
吹雪の手足が微妙に動いたのである!


うおおぉーー!!生き返ったーーーーーー!!!Σ(゚ロ゚)


神経を刺激するため、全身を擦る。
目はつぶったまま手足をジタバタ動かしはじめる吹雪。
10分ほど経過すると滑らかな動きを取り戻し、普段のような元気な状態に戻った。


いつものようにおやつをねだる感じがとても愛おしく感じた。

そして私は会社を遅刻したという・・・(汗)

ということがありました。
その後の吹雪は不調もなく元気です。
その日にヒーターを購入し、冬場はつけっぱなしにするようにしています。

ですが・・・
人間完璧ではありませんから(言い訳がましい)不覚にも付け忘れて寝てしまう事もあります・・・
家族の居る家だったりすると誰かにコンセント抜かれてしまってたりもします・・・
その後、朝カチコチになる事態を何回か経験しました・・・(^-^;;
前回の経験をいかして元気にしてあげる事はでき、何度か経験したからこそ分かったのですが

 

このカチコチになる状態は”死んではいません”。

どうやら世間的に言う所の”冬眠”に近い状態だという事がわかりました。
特に心臓マッサージや人工呼吸は必要なく、暖めてやると復活します。
我が家で寒さが原因で亡くなったコはいません。

でもやっぱりこのような状態にならないようにするのがベストです。
体感的には気温が5度くらいに下がってくるとこの状態に入りはじめる気がします。
秋に入ったら日々の気温をチェックし、ヒーターを入れる目安にするといいとでしょう。

私はこのような状態を”冬眠モード”と呼んでいます。
そして暖めてやることを”解凍”とか”春の訪れ”と呼んでいます(`・∀・´)。

ちなみに・・・
「冬にハムスターが死んじゃった・・・と子供が泣き出し、庭に埋めてあげた」
なんて話を聞いたことがありますが・・・
それはきっと・・・。

フクモモオーナーさん。
寒い時期に冷たくなっているコが居たらまずは暖めてみましょう。
望みはあるかもしれませんよ(^-^)。