フクモモらぼ

フクロモモンガの飼育から繁殖まで彼らの生態を隅々まで調べまくります。

メラノ

本日のニュースで、黒いキツネが報道されていました。

http://sankei.jp.msn.com/life/news/131127/trd13112710300006-n1.htm

突然変異によるもので、遺伝的な事で言えばメラノ因子が突然変異でホモになったと思われます。
猫、犬、チンチラ、ネズミ、魚などでも確認されている突然変異の一種です。
さらにこのメラノ因子はホモ同士の子供は致死遺伝となるのが通説で、
ヘテロ同士からの仔じゃないと産まれても育たない事が多いですね…。
遺伝とはとても奥深い~(*ノω・*)。
 
この突然変異はフクモモにもありえる事です。
リューシやアルビノ、モザイクなども突然変異の一種ですし、
いつの日か真っ黒なフクモモが誕生するかもしれませんね(*ノω・*)。

 

”冬眠モード”

先日の記事にて話をした”冬眠モード”について、本日は説明します(*ノω・*)
まず、私が初めてフクモモの"冬眠モード"を知る事になったのか!?から。

それはかれこれ数年前の冬のこと。


秋に初フクロモモンガ(吹雪)を飼いはじめて間もない時でした。
フクロモモンガは南国の動物だから、寒さには弱い。というのは知っていました。
だけど、どのくらいの気温まで耐えれるのかは知らず、まだ雪が降ってないから大丈夫だろう。などと思っていた矢先。
朝、起きてから吹雪の様子を伺うと、何だか静か。

とっても静か。
巣の中に手を入れて見ると、とてもショックを受けました。


カチーンと氷のような冷たく、硬くなった吹雪がいました…。


ちょ・・・待ってよ。寒さに弱いとは聞いていたけど・・・

この程度の寒さでも死んでしまうのか・・・。


吹雪の身体は死後硬直のように硬くなり、体温を感じられません。
悲しんでばかりはいられない。

ストーブを入れ、蘇生を試みます。
何とか生き返らせないかと心臓マッサージや人工呼吸もしました。


それでも彼女の反応は無く・・・ただ静かな時が刻まれるだけ。


・・・と思ったその時!
吹雪の手足が微妙に動いたのである!


うおおぉーー!!生き返ったーーーーーー!!!Σ(゚ロ゚)


神経を刺激するため、全身を擦る。
目はつぶったまま手足をジタバタ動かしはじめる吹雪。
10分ほど経過すると滑らかな動きを取り戻し、普段のような元気な状態に戻った。


いつものようにおやつをねだる感じがとても愛おしく感じた。

そして私は会社を遅刻したという・・・(汗)

ということがありました。
その後の吹雪は不調もなく元気です。
その日にヒーターを購入し、冬場はつけっぱなしにするようにしています。

ですが・・・
人間完璧ではありませんから(言い訳がましい)不覚にも付け忘れて寝てしまう事もあります・・・
家族の居る家だったりすると誰かにコンセント抜かれてしまってたりもします・・・
その後、朝カチコチになる事態を何回か経験しました・・・(^-^;;
前回の経験をいかして元気にしてあげる事はでき、何度か経験したからこそ分かったのですが

 

このカチコチになる状態は”死んではいません”。

どうやら世間的に言う所の”冬眠”に近い状態だという事がわかりました。
特に心臓マッサージや人工呼吸は必要なく、暖めてやると復活します。
我が家で寒さが原因で亡くなったコはいません。

でもやっぱりこのような状態にならないようにするのがベストです。
体感的には気温が5度くらいに下がってくるとこの状態に入りはじめる気がします。
秋に入ったら日々の気温をチェックし、ヒーターを入れる目安にするといいとでしょう。

私はこのような状態を”冬眠モード”と呼んでいます。
そして暖めてやることを”解凍”とか”春の訪れ”と呼んでいます(`・∀・´)。

ちなみに・・・
「冬にハムスターが死んじゃった・・・と子供が泣き出し、庭に埋めてあげた」
なんて話を聞いたことがありますが・・・
それはきっと・・・。

フクモモオーナーさん。
寒い時期に冷たくなっているコが居たらまずは暖めてみましょう。
望みはあるかもしれませんよ(^-^)。

我が家のフクモモたち(2013年11月18日現在)

4月に我が家のフクモモ紹介をして以来、本日まで色々ありましたので
久しぶりに我が家のモモンガたちを紹介します。

飼育ケージ毎に紹介!

まず初代夫婦の2匹。
■吹雪(ふぶき)
ノーマル 女の子 2009年生まれ
備考:雪崩とのベビーを出産中、12月頃袋から出る予定

   私がフクモモにハマったのもこのコのおかげ。

■雪崩(なだれ)
ノーマル 男の子 2009年生まれ。

備考:茶色みが強い、あまりなついておらずたまにかまれる。

次に色変わりファミリーの3匹。

■ゴリオ

リューシスティック 男の子 2012年12月生まれ

備考:期待の新人、あまりなついておらずたまにかまれる。

■ゆず
ノーマル 女の子 2013年1月1日生まれ(吹雪×雪崩の子)
備考:ゴリオとのベビー出産中(100%リューシヘテロ)、12月頃袋から出る予定
   ベビー時代に一番かまってあげたコ。なつき度は吹雪を越える。


■クポ
ノーマル 女の子 2013年5月17日生まれ(吹雪×雪崩の子)
備考:黒っぽいのでクポ、シッポとは双子

そしてロンリーウルフの1匹。
■シッポ
ノーマル 男の子 2013年5月17日生まれ(吹雪×雪崩の子)
備考:双子のクポとは正反対で体毛が白っぽいのでシッポ、ケージからよく脱走する。

6匹+袋の中のベビー4匹現在10匹のフクモモがおります。

なかなか大所帯になって参りました!

また期間が経ちフクモモファミリーに変化があれば紹介します。

 

Bye And Hello

こんばんは!

 先日、里親を募集していた男の子ですが、私が近づくとケージの蓋の付近をうろうろしはじめ、蓋を開けると手につかまってくる事もある(たまに逃げる笑)くらい最近はとてもなついてきて、里子に出すのを止めようか・・・なんて思った矢先。

友人が飼いたいと申し出て来まして、一匹では寂しいであろうと双子の女の子と一緒に里子に出て行きました

フクモモを飼育したことのある方なので心配はありません。

だが寂しいものですね。

 

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両親に良く似たかわいい子でした・・・達者でなぁ~!

里親募集について、沢山のお問い合わせを頂き感謝しております。

 

そして、上記の子らをかわいがり過ぎていて最近あまり様子を見ていなかった我が家の初代ペア:雪崩(♂)と吹雪(♀)夫婦にまたベビーが産まれておりました!!

9月に出産を終えたばかりだというのに今回は早いです。

既に袋の膨らみ具合から11月の頭か、10月末くらいに産まれたと予想され、

今までで最速ですね。

これで吹雪は通産13、14匹目を産んだ事になります。

子育ての失敗もなく、良くできた夫婦なので今回も上手に育ててくれるでしょう。

そうなると来月中には袋から出てくる事になり、ゴリオとゆずの子も含め12月中に4匹も増えることに(^-^;

飼育環境を増やすとともに、里親様の再募集も検討しなければなりませんね。

ん~・・・それでも楽しみで仕方ないっ!早く袋から出てこないかなぁ(^-^)。

モモンガの遺伝子について vol.3

最近めっきり寒くなりましたね。
私の住む長野県はもう街にも雪が降りました
寒さに弱いフクモモたちも朝起きたら冬眠モード(我が家での呼び名)に入ってしまい、 朝からストーブで解凍する作業が行われました(汗)
”冬眠モード”についてはまた別の日に説明します。

今回もフクロモモンガの遺伝子の話をしたいと思います。
が、その前にまずこの子を見てください。

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里親募集中の男の子ですが、全然なれていなく、 このままでは里親様が決まってもかじりついたりして愛想つかれてしまってはかわいそうだと思い、毎日接してあげているのですが、やっとこ手の上でご飯を食べるレベルになりました。
まだまだ時々鳴かれますけど、前みたいに震えて小さくなることもなくなりました。
だんだん愛着がわいてきてしまっているのが困りどころです(笑)

さて、遺伝子の話ですが、 ちょっと怪しい事件がありましたので書きます。

某お店にてフクロモモンガヘテロという名で売られていた見た目ノーマルなフクモモがおり、
何のヘテロだろう?
と思い説明を伺うと、モザイクとノーマルの子でヘテロ。
モザイクの遺伝子も持ってますので、ノーマルとかければモザイクも産まれますよ。
だそうです。

まず産まれないでしょうね。
また推測の域の話でもーしわけございませんが(笑)
解説します。

たとえこの子の親が「優性遺伝」のモザイクノーマルから産まれた子であったとしても、 この子はそもそもヘテロではない。
完全なノーマルホモです。
そのことは、優性遺伝であるモザイクが表現されていない時点ではっきりと分かります。

この子の片親はモザイク表現であっても実際はモザイク因子と野生型因子(ノーマル)を持ったモザイクヘテロ。
両親の遺伝子の構成は(仮にMoがモザイク因子、moが野生型因子とした場合)
Momo(モザイクヘテロ)×momo(ノーマル)であったと予測できます。

それでこの子は両親からmoを遺伝し、momoというモザイク遺伝子を持たないノーマル表現の子として産まれたのだろうと。
これを参考にして頂くと、見た目がモザイクの両親からノーマルが産まれることは全然ありえる事がわかります。

こういうのって名称詐欺とかにならないのかだろうか・・・ふと思いました。

※実際に自身で交配し確認した訳ではありません。
 あくまで推測の域の話です。

ゴリオ(リューシ♂)とゆず(ノーマル♀)ペアの近況

皆さん3連休はどうお過ごしになられましたでしょうか。
私は山に紅葉狩りをしに行き、もう11月だというのに紅葉も綺麗で、地球温暖化が進んでいるなぁと実感しました。

さて、遂にゴリオ(リューシ♂)とゆず(ノーマル♀)の間にベビーが誕生しましたよ!
まだ袋が「ピーナツ状」に膨らんではいませんので、産まれてそんなに間がないと思います。
袋から出てくるのは多分1ヵ月半後くらいの年末でしょう。
このベビーの表現を見ればリューシが優性か劣性なのかはっきりします。
今まで「リューシは劣性遺伝子と推測」と言っていたのが堂々と「確定」と言えるようになります!! また、吹雪×雪崩ペアにとっては初の孫になりますから本当に楽しみです。

引き続き、生後2ヶ月のノーマル男の子の里親募集中です(*´・ω・`)
詳しくはこちら↓
里親募集 - フクモモらぼ

モモンガの遺伝子について vol.2

以前遺伝の話をしました。
2013年5月11日の日記参照: モモンガの遺伝子について - フクモモらぼ

「次回はリューシスティックとプラチナの話を~」とか言っていたのにずーっと触れずにいて申し訳ありません(汗)。

5月11日の話では ホワイトフェイス、モザイクは優性遺伝子であると推測していると書きました。
ではリューシスティック、プラチナはどうでしょうか。
たぶん劣性遺伝子だと推測しています( *`ω´)

リューシが劣性遺伝であれば、 うちのリューシ♂(ゴリオ)×ノーマル♀(ゆず)からリューシの子を授かる事は理論上限りなく0に近いです。
期待するのは孫の世代ですねぇ…ざっと考えて3年ぐらいかかります(´;ω;`) 気長に待つしかない。

どこかでリューシスティックの両親から産まれたプラチナを「プラチナリューシ」とかいう名前で高額で売られているのを見ました。
見た目は普通のプラチナ・・・うーむ。
正確に言えばプラチナ・リューシスティックヘテロだと思いますねぇ。

まぁ実際に確認した事ではないので推測の域を出ない私がどうこう言えないのですが(汗)。

そういうのを含めてほぼリューシとプラチナは劣性遺伝であると推測しています。
あとリューシとプラチナがホモ同士の場合は、遺伝子上はこれこそ本物の「プラチナリューシ」となりますが、見た目はほぼリューシだろうと推測しております。

うちにはリューシは居るけどプラチナは居ないので、またどこかでプラチナっ子を家族に迎えたいものです(ノω・)

あ、生後2ヶ月のノーマル男の子の里親募集中です(*´・ω・`)
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里親募集 - フクモモらぼ